3分30秒で読めます! 運営支援ブログ&社労士ブログの短縮版(2025年11月16日~11月22日)
「一般社団法人あい和学童クラブ運営法人」と「あい和社会保険労務士事務所」では、それぞれ「運営支援ブログ」と「社労士ブログ」で、放課後児童クラブ(いわゆる学童保育所)全般に関して提言や意見を行っています。2025年11月16日から11月22日までに掲載した両ブログ(運営支援ブログ、社労士ブログ)の内容をご紹介します。興味がそそられるテーマがございましたら、ぜひその日のブログをご高覧ください。
※放課後児童クラブを舞台にした、人間ドラマであり成長ストーリーの小説「がくどう、 序」が、アマゾンで発売中です。ぜひ手に取ってみてください! (https://amzn.asia/d/3r2KIzc)
※New! 「放課後児童クラブ(学童保育所」)用語辞典・運営支援版の掲載を始めました。運営支援の独断と偏見による、運営支援流の「児童クラブの業界でよく使われることば」の紹介です。「児童クラブでのあそび」について現場の支援員や保護者の皆様からの投稿をお待ちしています。弊会までメールでお送りください。
※基本的に運営支援ブログと社労士ブログでは、学童保育所について「放課後児童クラブ」(略して児童クラブ、クラブ)と記載しています。放課後児童クラブはおおむね学童保育所(ただし放課後児童健全育成事業を行っている施設に限る)と同じです。
・旧ツイッター(X)で話題になった「ペペロンチーノに味の素はアリなのかどうか」が大変面白かったのでそれを試しつつ、超簡単に作れるペペロン風アミノ酸パスタです。わたくし萩原としては大変おいしくできました。(11月16日掲載・運営支援ブログ身辺雑記)
・ナイナイ尽くしの放課後児童クラブ(学童保育所)の職場。無理を承知で最善を尽くす手法を考えよう。最終回となるその5では、「とにかくやってみる」ことを訴えます。児童クラブの運営事業者組織全体として、当然ながらクラブのすべての職員に、「仕事量を減らす改革をする。そのためにいろいろチャレンジする」ということで意思統一します。「仕事改革」とでも名付ければよいでしょう。それから先は、「とにかくやってみる」。
「作業工程が多い業務。準備に時間がかかる業務を簡略化」とか「いままでのことを思い出して、時々、やることを忘れてしまったことがある業務や、どうしても人が足りなくて先送りしたことがある業務があれば、それはいったん、取りやめてみる」「職員たちの全員や多数が敬遠しがちな業務は、取りやめてみる」などを、やってみることです。(11月17日掲載・運営支援ブログ)
・運営支援ブログミニ21は最近の報道から。滋賀の地元紙、滋賀報知新聞が2025年11月13日付で「動き出した県子どもの権利委員会 2~3案件について調査・調整を開始」との見出しの記事を報道しました。「栗東市の学童問題も調査対象に決まる 女子児童、約2年半経とうとする今もストレス障害」との小見出しもあります。2年半を過ぎても真相が解明されないまま、児童クラブに通っていたこどもが児童クラブの出来事のために心に深い傷を負って苦しんでいる事案を、滋賀県のこどもの権利委員会が取り上げたようです。苦しんでいるこどもと保護者に寄り添った対応を期待します。(11月18日掲載・運営支援ブログ)
・こども家庭庁は、こどもの居場所を設けた企業に費用の補助をすることを総合経済対策に盛り込んだとのこと。わたくしは「炭酸が抜けたコーラ」と評します。「放課後のこどもが過ごす居場所は多種多彩であっていいのだけれど、放課後児童クラブを利用したくても利用できないこどもは、やはり放課後児童健全育成事業をもって受け入れるべきでしょう。放課後児童クラブではなくて短期のこどもの居場所ニーズを満たす目的を果たすのがこの新施策であって、決して放課後児童クラブ待機児童数の減少のために打つ施策ではない」と考えるからです。のどが渇けば炭酸が抜けたコーラでも飲みますが、やっぱりコークやペプシやジョルトコーラを飲みたいんですよ。(11月19日掲載・運営支援ブログ)
・放課後児童クラブ(学童保育所)を利用する人、職員へのヒント。「児童クラブのトリセツ」シリーズ19は「学童で支払うお金」です。いろいろありますよ。利用料(保育料、保護者負担金)やおやつ代、延長料金に保護者会費。結構、いろいろ払わねばならないお金があるんです。(11月20日掲載・運営支援ブログ)
・さいたま市が進めている「放課後子ども居場所事業」で、2026年度の運営事業者の顔ぶれが事実上、決まりました。おなじみの広域展開事業者の顔ぶれが少なく、競合も少ないという特色があります。行政が本当に質の高い育成支援をする事業者を集めたいなら、委託料等、交付するお金は必要十分(こども10人に1人の職員数、当然に複数の常勤職員を配置できるだけの補助金)に用意しつつ事業者がそっくり利益計上しないように別の方策、例えば公契約条例で職員の最低賃金水準を非常勤なら最低賃金プラス500円、常勤職員なら最低賃金プラス2000円を下回らない、とする等の規制を設ければよいのです。(11月21日掲載・運営支援ブログ)
・佐賀市が、市の条例では放課後児童クラブの受け入れを小学6年生までにしていながら、市内の約半数の地域で、場所や職員の準備が整わない場合に小学4年生以上の利用申し込みを受け付けていなかったということが明らかになり、一斉に報道されました。そもそも入所の対象学年ではないので入所申請を受け付けないので待機児童として計上されない、ということです。これは典型的な「待機児童隠し」の手法そのものです。佐賀市が、待機児童数を減らして国に示したかった意図があったのかどうか分かりませんし、報道記事をいくつか読む限りでは、物理的に高学年の受け入れができないのでそうしなかっただけで結果的に待機児童としても計上されなかった状態が続いていたのかも、しれません。 しかし、報道ではこども家庭庁の担当大臣は相当おかんむりです。待機児童の事実の把握に誤りがあるようでしたら、国が進めている待機児童解消の施策にも影響が出ますからね。(11月22日掲載・運営支援ブログ)
※放課後児童クラブに興味関心のある専門職同士で交流し、意見交換し、情報共有する場として、(仮称)「学童保育が好きな士業の会」を立ち上げました。年内にオンラインによる初回会合を目指します。ぜひゆる~く、参加してみてください。会合に関する情報は弊会ブログ記事を時々参照することでご確認くださいませ。年内に第1回会合を開催しましょう。(2025年9月25日から告知記事掲載)
〇2024年3月19日から始めた全国放課後児童クラブデータベースですが、最後となる埼玉県蕨市まで到達し、1巡目が終了しました。2025年9月から2巡目に突入しています。2巡目の確認事項は特設ページで順次、掲載していきます。また、2巡目の調査で新たに確認したデータは、1巡目の投稿記事に反映させていきます。更新頻度がかなり遅くなっています。ご了承ください。
※ここまで3分半!
(お知らせ)
〇弊会は、次の点を大事に日々の活動に取り組んでいます。
(1)放課後児童クラブで働く職員、従事者の雇用労働条件の改善。「学童で働いた、安心して家庭をもうけて子どもも育てられる」を実現することです。
(2)子どもが児童クラブでその最善の利益を保障されて過ごすこと。そのためにこそ、質の高い人材が児童クラブで働くことが必要で、それには雇用労働条件が改善されることが不可欠です。
(3)保護者が安心して子育てと仕事や介護、育児、看護などができるために便利な放課後児童クラブを増やすこと。保護者が時々、リラックスして休息するために子どもを児童クラブに行かせてもいいのです。保護者の健康で安定した生活を支える児童クラブが増えてほしいと願います。
(4)地域社会の発展に尽くす放課後児童クラブを実現すること。市区町村にとって、人口の安定や地域社会の維持のために必要な子育て支援。その中核的な存在として児童クラブを活用することを提言しています。
(5)人々が安心して過ごせる社会インフラとしての放課後児童クラブが充実すれば社会が安定します。経済や文化的な活動も安心して子育て世帯が取り組めます。それは社会の安定となり、ひいては国家の安定、国力の増進にもつながるでしょう。
放課後児童クラブ(学童保育所)の運営支援は、こどもまんなか社会に欠かせない、あらゆる児童クラブを応援しています。
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運営支援からの書籍第2弾として、放課後児童クラブを舞台にした小説「がくどう、序」を発売しました。埼玉県内の、とある町の学童保育所に就職した新人支援員が次々に出会う出来事、難問と、児童クラブに関わる人たちの人間模様を、なかなか世間に知られていない放課後児童クラブの運営の実態や制度を背景に描く小説です。新人職員の成長ストーリーであり、人間ドラマであり、児童クラブの制度の問題点を訴える社会性も備えた、ボリュームたっぷりの小説です。もちろんフィクションですが、リアリティを越えたフィクションと、自信を持って送り出す作品です。残念ながら、子どもたちの生き生きと遊ぶ姿や様子を丹念に描いたハートフルな作品ではありません。大人も放課後児童クラブで育っていくことをテーマにしていて、さらに児童クラブの運営の実態を描くテーマでの小説です。児童クラブの運営に密接にかかわった筆者だからこそ描ける「学童小説」です。ドラマや映画、漫画の原作にも十分たえられる素材だと確信しています。
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New! ※当運営支援ブログにも時々登場する、名古屋の弁護士、鈴木愛子氏による「子どもが行きたい学童保育」(高文研)が発売されました。放課後児童クラブのあり方とその価値、本質が、具体的な事例に基づいて紹介されています。放課後児童クラブ、学童保育に関わるすべての方に読んでいただきたい、素晴らしい本です。とりわけ行政パーソンや議員の方々には必読と、わたくし萩原は断言します。この運営支援ブログを探してたどり着いた方々は、多かれ少なかれ児童クラブに興味関心がある方でしょう。であれば、「子どもが行きたい学童保育」をぜひ、お求めください。本には、児童クラブに詳しい専門家の間宮静香氏、安部芳絵氏のこれまた的確な解説も併せて収録されています。本当に「どえりゃー学童本」が誕生しました!
(https://amzn.asia/d/3QWpbvI)
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「あい和学童クラブ運営法人」は、学童保育の事業運営をサポートします。リスクマネジメント、クライシスコントロールの重要性をお伝え出来ます。子育て支援と学童保育の運営者の方、そして行政の子育て支援と学童保育担当者の方、議員の方々、ぜひとも子どもたちの安全と安心を守る場所づくりのために、一緒に考えていきましょう。セミナー、勉強会の講師にぜひお声がけください。個別の事業者運営の支援、フォローも可能です、ぜひご相談ください。
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「あい和社会保険労務士事務所」は、放課後児童クラブ事業者様の経営の改善、事業運営の効率化、また児童クラブで働く人たちや運営に関わる保護者(会)の雇用労働条件や運営ノウハウのより良い改善のために、専門的な見地で助言、アドバイスを行います。また、中小企業様の労務関係の改善にご尽力いたします。児童クラブの方、埼玉県内の中小企業の方はぜひとも顧問契約をご検討ください。
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(ここまで、よくぞこの大変長いブログをお読みいただき誠にありがとうございました。少しでも共感できる部分がありましたら、ツイッターで萩原和也のフォローをお願いします。フェイスブックのあい和学童クラブ運営法人のページのフォロワーになっていただけますと、この上ない幸いです。よろしくお願いいたします。ご意見ご感想も、お問合せフォームからお寄せください。出典が明記されていれば引用は自由になさってください。この運営支援ブログも投稿記事数が1,200を超えました。選りすぐりの投稿を出版してくださる出版社さん、どこかにいらっしゃいませんかね。マニアックなブログですが連日、数百から1,000前後の閲覧はありますよ!)




